大きく進化した Slack アプリツールキットのご紹介

どんどん増えるソフトウェアのなかで、毎日の仕事をシンプルにする新しいプラットフォーム機能

A person parts the curtains to enter the spotlight.
Image Credit: Josh Holinaty

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私たちのところには毎日のように「メールからチャンネルに移行して、いかに働き方が変わったか」というカスタマーの声が届いています。会話は整理され、意思決定が透明になり、何百ものアプリを使った仕事が突然とてもシンプルになったというのです。この最後の点についての理由は明らかで、さまざまな専用ツール間でのコンテキストの切り替えが貴重な時間を奪っていたのです。しかしそれらのツールを Slack に統合すると必要な情報をすべて 1 か所に集約できるため、メンバーは仕事に集中し、高い生産性を保つことができるのです。

Slack は毎日 1,200 万人のユーザーにアクティブに使われています。ここまで高いエンゲージメントを得られているのは Slack の開発者コミュニティのおかげです。このことは以下の事実からもわかります。

  • Slack の App ディレクトリには 1,800 以上のアプリが存在します。そのなかには Guru、Lattice、Polly や Troop など Slack との連携に特化したサービスのほかに、Atlassian、Google、Microsoft、SAP、Workday、そして Zoom といったツールも含まれます。
  • Slack はカスタマーの社内ワークフローにおいて欠かせない存在になっています。2019 年 9 月には 1 週間に 50 万以上のカスタムアプリが使われました。
  • 毎日 60 万人近くのアクティブな登録開発者が Slack のプラットフォームで開発を行っています。
  • 開発者が Slack のオープンプラットフォームで開発するのは、そうすることで彼らの製品がよりよいものになるからです。実際、Slack アプリユーザーの 95 % が、 Slack アプリによってソフトウェアの価値が高くなっていると言っています。

Slack による開発者のためのカンファレンス「 Spec 」では、Slack 上での開発の可能性を広げる改善点がたくさん発表されます。そのなかには、ユーザーがより簡単にアプリを見つける方法、アプリの操作性を高める新機能、エンタープライズ向けのアプリを構築するための詳細な権限なども含まれます。今回の記事では、これらの改善を組織で活用する方法についてお伝えしたいと思います。また、Slack のプラットフォームブログでは開発者の視点で説明していますのでそちらもチェックしてみてください。

Slack 上のアプリ操作が、より深くインタラクティブに

Slack 上でアプリを構築するための UI フレームワークであるブロックキットに、よりインタラクティブで使いやすい体験を実現する 2 つの新たなコンポーネントを追加します。

1.アプリ用の新しいホームタブ

まもなく、アプリがホームに新しい機能を追加できるようになります。開発者はこのビューをカスタマイズして、詳細な表示を有効にできるほか、ユーザーがアクションやボタンでアプリを操作可能にすることができます。例えば、Google Calendar と連携させると、アプリのホームにはユーザーのスケジュール(当日分でも指定した日付分でも)を表示させ、会議の招待に対して返事や変更をしたり、またビデオ通話に直接参加できるようになります。

2.マルチステップモーダル:情報の表示・収集がもっと簡単に

モーダルとは Slack インターフェースの上に出てくるウィンドウのことです。このツールはさまざまなフォームでデータを集めたり、インタラクティブな選択肢や結果を表示したりするときにとても便利なものです。今回、開発者はカスタム情報やより複雑なものに対応できるよう、必要な数の画面を追加表示できるようになりました。これで長々とした bot とのやり取りをしなくて済むようになります!

これらのマルチステップモーダルウィンドウによって、これまで複雑だったワークフローをつなぎ合わせることができます。パートナーの事例をいくつか見てみましょう。

  • 顧客管理( CRM ) アプリの Streak では、ユーザーがドロップダウンや日付選択メニューを使って、販売機会やパイプライン上のステータスの更新、確認、編集をできるようになりました。
  • 学習管理システム( LMS )の Bridge では、ユーザーがコースの検索や登録をすべて Slack で簡単にできるようになりました。
  • 体験管理( XM )アプリの Qualtrics では、Slack 上で高度な従業員アンケートをカスタマイズ、実施、モニターまでできるようになりました。

ブロックキットのアップデートでユーザーができること:ウィンドウを切り替えたり別のアプリを立ち上げたりしなくても、Slack 上で色々なことができるようになります。さらに、アプリはもっと直感的に使えるようになります。

ブロックキットのアップデートで開発者ができること:より多くのアプリ内コンテンツを表示できるようになります。ワークフローにもっと多くの構造を組み込み、ユーザーにとって使いやすいものを作ることができます。

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アプリを見つけやすく、インストールを簡単に

開発者は価値のある Slack アプリを構築すべく日々取り組んでいます。その価値が最大限に発揮されるためには、誰にとっても見つけやすく、インストールしやすく、また使いやすいものでなくてはなりません。そのため、私たちはアプリを簡単に見つけるための 2 つの新しい方法をまもなく発表する予定です。

1. ワークスペースにインストールされたアプリを簡単に見つけて使う

まず、Slack 上でのアプリの表示が新しくなります。現在サイドバーから開いて表示しているアプリのリストが、見やすく、見つけやすいものへと変わります。ワークスペースにインストール済みのすべてのアプリがリスト表示され、他のアプリも見つけやすくなります。

 

2. Slack でアプリを起動する新しい方法

より多くの場所やコンテキストでアプリの機能を使えるようにします。慣れているユーザーはスラッシュコマンドを使ってアクションを実行しますが、それだけでなく簡単なショートカットを使って Slack 上の複数の場所からアプリのアクションが始めやすくなります。

  1.         メッセージアクションを使って、Slack メッセージからタスク、コメント、フォローアップなどのアクションを作成します。この機能は2018年にリリースされています。
  2.       サイドバーに目立つように表示される持続アクションメニューは、「新しいタスクの作成」などよく使われるアクションが表示されます。
  3.       現在のワークフロービルダーと同様に、まもなく便利なアクションをチャンネルに固定できるようになります。
  4.       アクションはクイックスイッチャーから検索できるようになります。そうすると、例えば「ITリクエストを送信」したい場合、必要なアプリの名前がわからなくても、アクションをすぐに見つけることができます。

これらの発見ツールでユーザーができること:組織が承認済みのアプリをもっと簡単に見つけることができます。アプリをインストール後、これまでになかったさまざまな方法で、アプリを使ってタスクを実行することができます。

これらの発見ツールで開発者ができること:アプリのターゲットを増やし、ユーザーが Slack を使用するコンテキストに合ったアプリのアクションを統合することができます。

エンタープライズグレードのアプリ向けの進化した権限モデル

現在 Slack では、新しい権限モデルを開発中です。これにより、開発者は必要なものだけを要求できる一方で、アプリが特定の権限を必要とする理由が管理者や IT チームに対して明確になります。

この細かい管理が可能になった権限のベータ版が公開されています。アプリがワークスペースで何を表示し、何を行えるかを明らかにしています。

Polly app requesting detailed permissions in Slack

アプリが何を要求しているのか、あるいはそれがなぜ必要なのかを理解するのは時に難しいものです。この新しい権限を使うアプリでは、必要最小限の情報だけを要求することができ、顧客が望む以上、または開発者が必要とする以上の全体的な情報を要求せずに済みます。

これによってユーザー(特に Slack 管理者)ができること:アプリがアクセスする必要のあるデータを厳密かつ詳細に制御できるようになるため、ワークスペースにおけるアプリの承認がもっと簡単になる予定です。

これによって開発者ができること:アプリの機能に必要な情報を細かく把握して調整できるようになるため、企業全体での採用につながります。

その他のお知らせ

Slack にもっと多くの作業やツールを組み込ことができるよう、さらにアップデートをいくつか発表する予定です。

  • 開発者と管理者向け:Slack 開発者コミュニティの新しい認定プログラムが始まります。カスタムアプリについて特定のニーズがある企業は、Slack の認定を受けるために必要なトレーニングを完了した開発者を、安心して採用し信頼することができるようになります。
  • コーディングなしに Slack 上でタスクを自動化できるツールであるワークフロービルダーが、すべての有料プランで使えるようになりました。
  • 多くのアプリが共有チャンネル上で使えるようになりました。これにより、外部の人と仕事をするときも Slack 上で効率よくやり取りを続けられるようになります。
  • Slack プラットフォームコミュニティ( SPC )を3月に立ち上げました。これは Slack で働き方の未来を作るのに熱心な開発者のための、グローバルで自発的な組織です。すでに世界 50 都市以上、例えばウガンダのカンパラ、バルセロナ、イスラマバード、シドニー、バンクーバー、そしてサンパウロなどに支部があります。

今年の Spec カンファレンスに参加できなかった人のために、11 月 12 日に「 Tiny Spec 」というイベントを世界のさまざまな場所で開催し、コンテンツとワークショップをお届けする予定です。SPC サイトをチェックしてお近くのイベントをご確認ください。もし近くでの開催がなかったら、SPC の新しい支部の立ち上げに申し込むことをご検討ください。

Slack では、働き方の変革を目指してさまざまなことに取り組んでいます。今回ご紹介した新しいツールはあなたのチームの可能性を広げるものだと確信しています。独自の Slack アプリを構築し、チームがコンテキストを切り替えることなく効率よく仕事を進められるようにするには、Slack API サイトの計画・設計ガイドをご覧ください。

Slack と統合できるツールについて知りたい人は、どんどんコンテンツが豊富になっている App ディレクトリで検索してみてください。

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